介護福祉士にしか分からない介護現場の裏事情?魔の3ロックとは

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介護現場では、表からは見えない内部事情というのがどの事業所にも付きものですが同業者には黒い噂が流れます。

表沙汰にはならないオフレコの事案というのはデリケートでグレーゾーンの細かなものも合わせると多く発生します。

今回は介護の現場を知る介護福祉士から裏事情を聞いてみました。

魔の3ロック

魔の3ロックというのは、ここ数年で聞く回数が増えてきた言葉で研修に自発的に参加するような介護福祉士であれば1度は聞いた事があると思います。

フィジカルロック・ドラッグロック・スピーチロックを指す言葉です。

フィジカルロック

まずフィジカルロックというのは、居室の外から鍵をかけたりベッドに四肢を縛る等の物理的に拘束する事をいいます。
これらは幾つかの条件を全て満たした場合の特例を除き、厚生労働省令で禁じられています。

拘束は様々な弊害がある為、それ位厳しい条件が定められているという事ですが、オフレコでミトンを着けるなどの軽微なものはあったりします。

しかしミトンでも、監査が入った時に見つかると指導・改善命令等の対象です。

 

ドラッグロック

ドラッグロックは夜寝ないからとか、日中介護抵抗が激しいから等という理由で、安易に薬で抑え込む事をいいます。

薬は代替ケアが無い場合に限り使用し、適宜薬の使用が本当に適切かどうかを検証するべきです。

以前の事業所からの前情報では使用しているが、移ってきてから検証したら薬は必要無くケアで代替出来た結果薬は一切使用していないというのはよくある事です。

つまり事業所によっては介護者目線で薬ありきの対応をされるという事です。

 

スピーチロック

スピーチロックは言葉で行動を抑制する事をいいます。

例えば「今忙しいからちょっとそこで座っといて」というのがありますが、広義での拘束とされています。
しかし残念ながら「今忙しいからちょっとそこで座っといて」というのは、介護の現場ではよく耳にします。

そして指摘しても「人が足らんから仕方ない」の一言で終わらせる職員も居ます。

 

ニュースに流れる虐待は氷山の一角

高齢者の虐待防止等に関する法律、通称高齢者虐待防止法で虐待の疑いのある高齢者を発見した介護職員は自治体に通報しなければならない事になっています。

しかし、通報されるのはごく一部で事業所内で処理される傾向が強くあり、常態化している事業所も中にはあるようです。

 

遭遇しない為には

まず、そもそもの問題として介護職員の倫理観と人権啓発が必要ですが、対策としてはあまりにも弱いです。

在宅や通所系の場合は、評判を徹底的に調べるのと変わった様子が無いか高齢者に目を向けて下さい。

入所するタイプの施設の場合は、面会を定期的に行い、様子を観察する事で見えるものがあります。記録も開示を請求すると良いです。

介護記録はサービス利用終了後2年間保存が義務付けられています。記録の開示請求は拒否できない為ある程度の抑止力にはなるでしょう。

 

まとめ

残念ながら裏事情というのは、黒い噂として毎日のように聞こえてきます。

遭遇してから対処するのでは無く、遭遇しない為の対策を講じるのが得策です。

 

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