ホテルマンから転職して特養で働く介護士に聞いた介護現場の現状

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ホテルマンから介護職に転職した今田弘樹さん(仮名)は現在特養で働いている介護士のインタビューをご紹介します。

介護福祉士と認知症ケア専門士の資格をとって介護業界で活躍しています。

これから介護業界を目指す方や転職を考えている方には参考になるのではないでしょうか?

現役介護士インタビュー

この仕事に就いたきっかけを教えてください。

私がこの仕事を選んだ理由は2つあります。

1つはこの先日本の将来を考えた時に、需要が無くならないであろうという事と目先の景気に左右されない事です。

これは、将来再就職先を確保しやすいものにする為と景気で仕事の有無が左右されると給料も左右され生活が不安定になるのを防ぐ為です。

もう1つの理由は前職がホテルマンであり、同じ接遇系の職種で働きたいと考えており、介護であれば利用者から必要とされる度合いも他の接客業と比べて高いであろう事から他の接客業でなく、介護を選びました。

資格はどのようにして取りましたか?

私は現在、資格は介護福祉士認知症ケア専門士を保有しています。

まず、介護福祉士の方から説明します。

介護福祉士は実務経験で受験資格を満たし、実技試験は講習で免除という形で受験し合格しました。

実技試験の講習は受講費が5万円以上したので手痛い出費となりましたが、お蔭で受験勉強中や受験の際に実技試験の事を気にせずに済み、筆記試験に全力で集中する事が出来たので良かったと思います。

筆記試験の勉強は某出版社のテキストを2冊購入し、2冊とも2回ずつ通して読んだ後に模擬問題集を1冊購入して3回ほどやり込みました。

その後別会社の模擬問題集を1冊購入してこちらも3回ほどやり込んだところで、苦手分野や間違っている所を分析して自分の理解度や間違うところの傾向を確認しながらそれらを徹底的に修正していきました。

これらの流れに掛けた時間は6ヶ月です。

認知症ケア専門士の時に関しては、筆記試験対策は公式テキストを購入して読むのが受験対策の内の8割位でした。
残りの2割は問題集を購入して2回ほどやっただけです。

もともとグループホームに勤めており、認知症介護実践研修等も経ていましたので、今思えば根拠の無い自身に溢れていたと思います。

事例に関するレポートは考える時間があるので、今までに遭遇した事例や実際に設問の様な事例に合えばどのように行動するだろうかという事を考えて、知識として足らない部分は調べました。

2次試験のディスカッションは、内容が試験会場でディスカッションの始まる5分ほど前に知らされるので対策の打ちようがありません。その5分間で集中してひたすら頭をフル回転させるだけです。

後は本番でいかに積極的且つ認知症ケアの資質をアピール出来るかという事にかかっています。

現在の仕事内容を具体的に教えてください。

今は特別養護老人ホームで働いています。

その内容は朝起きて頂いて朝食の介助をしてオムツ交換に回ります。

午前中に入浴に当たっている時は入浴介助をします。当たっていない時は水分補給やトイレの介助をしています。

職員の数が多い時はレクリエーションもしたりしていると、そのうちお昼になりますので昼食の介助です。

昼食後は午前と同じく入浴当番であれば入浴介助に行き、そうでなければレクリエーションとトイレ介助、水分やおやつの提供等とオムツ交換です。

その後夕方になり、夕食介助の後トイレ介助をして就寝して頂く為に口腔ケアを行った後更衣して就寝して頂きます。これが日中の流れです。

夜勤は夕方の夕食介助から就寝までは同じ流れです。その後朝まで4時間おきにオムツ交換に回り、コールの対応をしてオムツでない人のトイレ介助をしながら、空いている時間に介護者側と、私勤めている所は医務の記録も打ち込みます。

その合間に自分もご飯を食べるという流れです。朝からは朝食の介助をした後トイレ介助をするところまでです。

日中夜間共にオムツでない人のトイレ介助は利用者の排尿パターンに合わせて1時間から3時間おきに行っています。

現在の職場で介護福祉士と認知症ケア専門士という資格は活かされていますか?

介護福祉士の方は、内容が介助の仕方や福祉の理念等に加えて医療の知識なども関わりますので活かされています。

認知症ケア専門士の方も認知症に関する深い知識だけでなく、インフォーマルサービスの活用にかかる考え方等も問われます。

上長に提案をする場合や周囲に認知症に関する事を伝えるのに役立っています。

この仕事をやってよかったと思う事はありますか?

私がこの仕事をやって良かったと思う時は、行事の時の楽しそうな顔を見るのは勿論自分自身楽しんで参加出来た時や、日々の生活の中で少しでも本人に残っている力を引き出せた時などがあります。

このやりがいは、言葉では説明出来ない程大きなものがあります

逆に困った事や大変な事を教えてください

困った事は時々、認知症を患う方の面会に来たご家族がご本人の前で、「こんな呆けた人の世話するのは大変やろ」と言われる事です。

進行具合にもよりますが、中核症状として失語症が出る程進行していない限り、認知症を患っていてもその場の快・不快は分かり感情として残ります。
この為、その後の症状の出方が増悪する事があるのです。

ご家族としては労ってくれているのだと思いますが、正直困る事があります。

大変な事を挙げるとしたら、仕事内容よりも給与面です。

他の産業よりも給与は低いので男性としては辛いですね。

これからの目標などありましたら教えてください。

まず、介護職員から認知症に対する誤解や偏見を無くす事です。

そこから認知症を患う方と一緒に地域に積極的に参画する事で、地域からも誤解や偏見を無くす流れを実例として作った後に日本全国で同じ流れが出来るように発信していきたいです。

 

 

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