ヘルパーステーションで働きながらケアマネージャーを目指す介護士インタビュー

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奥田未来さん(仮名)は全く別の業界から介護福祉士の資格を取得して介護業界に転職してきました。

現在は、ヘルパーステーションでサービス提供責任者として働きながらケアマネージャーの資格取得を目指しています。

今回は仕事の内容や介護業界の現状、やりがい等をインタビューで答えていただきました。

 

現役介護士インタビュー

この仕事に就いたきっかけを教えてください

以前は総合商社で海外との貿易事務の仕事に就いておりました。

ですが上司の指示に従い、自分の意思とは関係なく進んでいく仕事に疑問を感じている毎日でした。

そのような中、休日は、高齢者や障害者の施設にてボランティアでお手伝いさせてもらっていましたが、学ばせてもらうことがたくさんあり、だんだん福祉関係の仕事に興味を持ち始めました。

10年勤務後、思い切って退職し雇用保険の制度を利用し、介護職員基礎研修を修了しました。
様々な形態の職場で実習させて頂き、利用者様1人1人の意志を尊重できる在宅介護の分野に惹かれヘルパーステーションへの就職を決めました。

 

現在の仕事内容を具体的に教えてください

現在は都内のヘルパーステーションにてサービス提供責任者として働いています。

主な仕事は4つです。

まず、新たに介護保険でのヘルパー利用をご希望の方や、退院してからのご自宅での生活が不安でヘルパーを利用したいという方に、ケアマネの依頼でお話をさせて頂きに伺い、ヘルパー利用のプランを作成し契約に繋げていくことです。

住み慣れたご自宅で安心、安全に暮らせるよう、介護保険で可能なプランを提案しサービス計画を作成します。

2つ目は、実際に派遣するヘルパーと利用者様のご自宅に同行させて頂き、顔合わせ及びサービスの指導、引き継ぎを行うことです。
業務の向き不向き、また利用者様との相性を見極め、派遣するヘルパーを決定します。

3つ目は、シフトの調整です。

当事務所は約20人のヘルパーがいますが、毎日の訪問スケジュールの調整、管理を行います。
また、ヘルパーに空き時間が多い場合は、ケアマネの事務所に営業回りに行くこともあります。

4つ目は、定期的なアセスメントやモニタリングなどの書類作成、保険請求の確認等の事務作業です。

監査やISOの為の書類作成、管理も大切な仕事です。

 

ケアマネの資格をとろうと思っている理由を教えてください

この先も利用者様の近くで仕事ができる、サービス提供責任者の仕事を続けていきたいからです。

ケアマネの資格試験を受けるのは5年の実務経験が必要で、受験資格をやっと得ました。

 

現在の職場で介護福祉士の資格は活かされていますか?

資格自体のメリットは、手当が頂けることくらいです。

資格試験の為に学習した基礎は日頃の援助に役立っています。

しかし、利用者様一人一人の疾患やADLに合わせた援助、サービスは学んだ基礎に応用力をプラスして展開していくことが重要だと思います。

 

仕事をする上で心がけている事はなんですか?

利用者様の立場に立って、しっかりと考えることを一番に心がけています。

施設ではなく在宅介護を選んだ理由の1つに、統一化された援助ではなく、一人一人のご希望にできるだけ沿える援助ができることがあります。
施設ではなく、住み慣れた家でできるだけ過ごしたいという利用者様の気持ちを大事にしていきたいです。

また利用者様のできること、できないことを見極め、できることを奪い過ぎてしまわない計画を立てることも日々心がけています。

 

この仕事をやってよかったと思う事はありますか?

利用者様や、ご家族に感謝されることはもちろんなのですが、閉じこもりの利用者様が笑顔を初めて見せて下さった時や、一緒に外出同行できるようになった時の喜びはひとしおです。

また、いいプランや援助ができたことをケアマネ事業所から評価され、次の新しいお仕事を頂くことが出来た時は、自分自身の自信の繋がります。

 

逆に困った事や大変な事を教えてください

介護保険の度重なる改定で、ヘルパーができることの制限が増えてきています。

平成30年度からは、要介護1、2の利用者様への生活援助のサービスがなくなる予定です。

認知症の利用者様などサービスが変更になることを上手に理解できない方にうまく納得して頂くことが今は一番難しく感じています。

また、常にヘルパーの人員不足には頭を悩ませています。
専門学校で説明会を行い勧誘したりしていますが、なかなか増員できていません。

 

これからの目標などありましたら教えてください

4月からは、区のサービス提供責任者の会の役員を行います。

他事業所の責任者の方々や、様々なケアマネの方々とうまく情報共有を行い、より良いサービスを提供できるようにしていきたいです。

 

 

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