高齢者とのコミュニケーションを円滑にする声掛けの方法とバリエーション

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

高齢者介護では身体介護の技術はもちろんですが、高齢者と円滑にコミュニケーションをとる技術が必要となってきます。
高齢者といっても認知症があったり、一人一人性格が違うために声掛けをする時点で距離を取ってしまい、信頼関係をなかなか築けない人もいるのではないでしょうか?

今日は、そんな高齢者とのコミュニケーションを円滑にするための声掛けをまとめてみました。

どのような声掛けが良いか?

高齢者は認知症があったり、病気の後遺症で失語症になってしまったりと人それぞれの特徴があります。
介護士は高齢者の症状によって声掛けの仕方を変える必要があります。

特に「失語症」がある高齢者の場合、自分が話したいことと違う内容や言葉を話してしまうことがあります。
そのため、うまく伝えられずに落ち込んでしまう場合も考えられます。

  • 話しかけるときはいくつもの質問を一度にするのではなく、一つずつ聞く。
  • イエス、ノーで答えられる質問にする。

など、その人に合わせた質問をしましょう。

また、質問ばかりせず、自分の事から話題にし、無理に話してもらおうとしたり、いきなり距離を詰めようとしないことです。

時間をかけて信頼関係を気づきましょう。

声のトーン

高齢になると若い時よりも耳が遠くなったりします。
また、病気の関係で話し声や物音などが頭の中で響いて聞こえ、何を話しているのか聞き取れない高齢者もいます。

高齢者に話しかける時は、「ゆっくり」「はっきりした口調」で話すことが大切です。

また、「女性の高い声が聞き取りにくい」「耳元に近付き過ぎると聞きづらい」などという特徴もあります。
その為男性の声の方が聞き取りやすかったりします。

高齢者には、なるべく低めの声で、丁度良い距離をとって話しかけるようにしましょう。

共感する

高齢者と話していると何度も同じ質問や話をしてくる場合があります。
そんな時はもちろん怒ったり、話をさえぎったりせず根気よく聞いてあげることが大切です。

意味が理解できない事を言われても、否定せずに聞く姿勢を見せることで安心感を持ってもらいましょう。

そうすることで心を開いてもらうことができます。

 

言葉以外のコミュニケーション方法

認知症患者や寝たきりの患者と言葉での意思交流ができない場合でも、ジェスチャーやスキンシップ等での意思の伝達が可能です。
これを「バリデーション」といいます。

認知症で寝たきりの方でも、

  • 耳元で優しく話しかける
  • 手や体をさすってあげる
  • 本人が好きだった歌を歌ってあげる
  • 微笑みかける

などのスキンシップは有効だということがわかってきています。

もちろん元気な高齢者にも微笑みかけることだけでも気持ちは十分伝わります。
失語症などで意思疎通が難しい高齢者にも、表情豊かにジェスチャーを交えて話しかける事で、自分の気持ちを伝えることができます。

 

認知症高齢者への声の掛け方

認知症高齢者は、自分の名前や家族の事をはじめ自分の周りの物事を忘れていくことに日々不安を感じ過ごしています。
そんな時、自分が受け入れられていないと感じるとより不安になり、強く自分を主張してくることがあります。

認知症高齢者の話には耳を傾け需要し、本人が本当は何を望んでいるかを考える必要があります。
自分の気持ちが尊重されていることは認知症患者に伝わりますので、きっと良い関係が築けるはずです。

 

まとめ

認知症患者に限らず、高齢者に対しては尊厳を持った態度で接することを忘れないようにしましょう。

介護を受けている高齢者は「人の世話になっている」という負い目を持っている人が多く、周りの人の心無い態度や言葉に傷ついていることも多くあります。
人生の先輩として敬意をもって接することを忘れず、本人の気持ちに寄り添った丁寧な声掛けを心がけましょう。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*